不測ノ恋情 2 / 富士山ひょうた
ようやく2巻後半になって話が進んだ感じです。
登場人物
伊倉 ✕ 宮田
あらすじ
付き合うようになってからもお互いタチ同士の為、最後まではしない関係が続いていた。
ところが、伊倉が家族の事で悩んでいた所を宮田が慰め、伊倉が歯止めがきかなくなり同意なく最後までしてしまう。
感想
ようやく二巻後半になって話が進んだ感じ。
父親の不倫の末出来た子供である伊倉は家族に対して特別な感情を持っている。
その親の会社とのコラボに二の足を踏む伊倉。
(気持ちは分かる)
仕事とプライベートは分けて考えるべきだし
頭では分かっていても気持ちが…と悩んでいる戸倉に
「うしろめたさを感じる必要はない」と堂々と言う宮田がカッコよかった。
それで戸倉も気持ちがあふれちゃって同意なく最後までしちゃうんだけどね。
伊倉に抱かれて「嫌ではなかった」事、自分のアイデンティティみたいなものが変わってしまう事に恐れている宮田もリアリティがあっていいなって思います。
急に価値観なんて変わらないし、そういう所を本当に丁寧に描いてくれてます。
三巻では少しは甘い展開になるのかな。