BL感想blog

腐歴20年以上のおばさんが新旧問わず色んなBL漫画の感想を綴ります。

たつのおとしご / 池玲文

竜や獣耳が出てくる、ほのぼのとした時代和風ファンタジー

 

 

 

たつのおとしご

 

登場人物

メカ屋 ✕ ツノ

 

あらすじ

ある日、機械を作る仕事をしているメカ屋が山中でツノの生えた少年を拾う。

言葉の通じない少年に「ツノ」と名付け、親の代わりをつとめる事を決める。

メカ屋は実の子の様に可愛がるが、成長していくにつれツノはメカ屋に惹かれていく。

そんな時、ツノの本当の父親がツノを迎えに来る

 

感想

とにかくツノが可愛い!!

そして、メカ屋の裸がエロい!

ツノに手を出さないように我慢してるメカ屋に一生懸命思いを伝えるツノ。

切ない…と思ったら天からお迎え。

お互い離れたくないと想いを確認し合って二人仲良く暮らしました、となるかと思ったら天人達が帰ってくれず…ツノの本当の父親も登場でシッチャカメッチャカ。

コメディタッチの嫌な人が誰もいない幸せな話でした。

 

放課後、透明人間と

 

登場人物

遠山 尊 ✕ 郁夫

 

あらすじ

田舎の学校の同級生の二人。

尊が郁夫に告白してから、郁夫は尊の声は聞こえるが姿が見えなくなった。

 

感想

田舎でマイノリティである事を認める事が怖いのがすごく伝わる話でした。

その怖さを乗り越え告白した尊。

その怖さを乗り越えられず見えないものとした郁夫。

自分の臆病さやずるさをちゃんと分かってる郁夫が、ラスト神様に願った事に心震えました。

短かったですけど、とても深いいい話でした。