BL感想blog

腐歴20年以上のおばさんが新旧問わず色んなBL漫画の感想を綴ります。

好きなんだけど / 鷹丘モトナリ

短編集。7編収録。

短いので少し物足りないかな。

でも、どの話もよくまとまってて読みやすいです。

「…なんだけど」シリーズ第1弾。

 

好きなんだけど

 登場人物

高校生カップ

飯島 忠仁 ✕

長野 直基 

長野 裕基 : 直基の双子の弟

 

あらすじ

飯島がいつもクールな直基に告白。

すると、あっさとOK。「ヤッター!!」

付き合うも、いつもの変わらない日常。…あれ?

 

感想

高校生同士のカップル。

飯島側と直基側両方の視点のお話があります。

正直、最初アッサリし過ぎてて「う~ん」って思ったけど

弟の裕基の登場で深みの増したお話になったかなって感じました。

双子って最大の理解者でありライバルでもある。

 

華も嵐も

他の6編とは毛色の違う作品でした。

設定も極道もの。陰のある好きな作品です。

 

登場人物

市川 晋(次期組長) ✕

辻 (彫師)

 

あらすじ

普通のサラリーマンで自分の意思を他人に押し付ける事なく流されるままに生きている市川は、会った事のない余命2か月の極道の組長の跡を継いで欲しいと頼まれ承諾する。

ハクをつける為、刺青を入れる事となり彫師の元へ。

そこには高校の2年間寮で同室だった一つ下の後輩辻がいた。

辻に刺青を入れてもらう事となり…。

 

感想

この短編集の中で完全な異色作です。

そして、私はこの話が一番好き!

この二人の隠し持ってるい激情。

それが爆発する時の激しさはすごいです。

お互いがお互いを執念のごとく思い合って感じがたまらない(〃∇〃)

高校時代、明るかった辻が何故彫師になったのかが気になる所。